□ピーテル・ブリューゲル(1530年頃-1569年)は16世紀フランドル(現在のほぼベルギーに相当)で活躍した、北方ルネサンスを代表する画家のひとりです。宗教画の背景に過ぎなかった風景画に生気を吹き込み、風景と民衆文化を融合させ、心に滲みいる作品をのこしました。□本書はブリューゲルを核とし、その足跡の謎と作品世界の魅力に迫るとともに、それらがどのような土壌から生まれ、後世にどのように受け継がれたのかを、テーマ別・時代順に紹介する作品集。同時代のイタリア・ルネサンスとも、デューラーに代表されるドイツ・ルネサンスとも異なる、ネーデルラントならではの表現の軌跡をたどります。□本書で紹介する15-17世紀のネーデルラント(現ベルギー、オランダ)の画家:フレマールの画家(ロベール・カンパン)/ヤン・ファン・エイク/ハンス・メムリンク/ヒューホー・ファン・デル・フース/ヒエロニムス・ボッス/ヘラルト・ダーフィット/ヘールトヘン・トット・シント・ヤンス/ヨアヒム・パティニール/リューカス・ファン・レイデン/マールテン・ファン・ヘームスケルク/ヤン・ファン・ヘメッセン/ピーテル・アールツェン/ヘリ・メット・デ・ブレス/ヒリス・ファン・コーニンクスロー/バルトロメウス・スプランゲル/ヘンドリック・ホルツィウス/ピーテル・ブリューゲル(子)/ヤン・ブリューゲル/ピーテル・パウル・ルーベンス/ヘンドリック・アーフェルカンプ/アドリアーン・ファン・デ・フェンネ/ヘルキュレス・セーヘルス/ヤーコプ・ヨルダーンス/ヤン・ステーン出版社からのコメント「ブリューゲル展画家一族150年の系譜」東京都美術館2018年1月23日(火)~4月1日(日)豊田市美術館2018年4月24日(火)~7月16日(月・祝)札幌芸術の森美術館2018年7月28日(土)~9月24日(月・祝)その後、広島県、福島県に巡回予定